完パスについて考える その1

自分でも意外ですが、女装家を自称しておきながら、このブログで女装のやり方について本格的に語っておりませんでした。特に理由はありません。他にこの手のことを動画やブログで語っている人たちがたくさんいるので、今更私が、と思っていたからです(‘◇’)ゞ
ですが、私独自の視点で語ってみるのも面白いかもしれないので、これからは、女装のやり方などについても書いていきたいと思います。

ところで、「完パス」という言葉をご存じでしょうか?おそらく、「完全パス」の略なんでしょうが、街を歩いたり、お店に入ったりしているときに、完全な女性として(男性とは気づかれずに)、完全スルーされることです。世の多くの女装子諸氏は、この「完パス」を目指して女装するわけです。別に「完パス」しなくても、男女どっちつかずの魅力があると私は思うのですが、「完パス」できちゃう人はやっぱり、うらやましいですね(「完パス」できるといっても女子トイレに入るのは絶対ダメですよ)。

この「完パス」は一般的に、一部の体格や容姿に恵まれた人以外はとても難しいこととされています。

ですが、私は、ある意味難しいと思うし、ある意味思われているほどハードルは高くないと思っています。

ある意味難しいというのは、ハイクオリティな女装を目指した場合。たいていは体格でアウトになってしまいます。背が高いとダメだし、顔が長かったりするとダメだし(男性は一般的に女性よりも面長です)、肩幅が広かったらダメだし、筋肉質だとダメだし、…と、いろいろと厳しい条件があります。
その厳しい条件をクリアしないで、かわいらしい、フェミニンなファッションをしても、「完パス」というのはなかなか難しいです。まあ、無理ゲーみたいなものです。
私自身は割と華奢で恵まれているほうかもしれませんが、それでも身長が173cmぐらいあるので、ヒールの高いパンプスやサンダルを履いていると多分ダメです。でかすぎて可愛くないですもん。

逆に、ある意味簡単だというのは、楽しいかどうかは別として、女装のレベルを下げれば変な目で見られなくなるのは簡単だということです。要は男らしさを消して、男女不詳の容姿に持ち込めばいいわけです。この方向なら、別にひらひらしたスカートにこだわったり、肌の露出にこだわったりする必要はありません。ロングパンツにTシャツといった、さっぱりしたファッションでもいいわけです。
実用面では、これで十分だと私は思っています。実は、女子のお友達と旅行に行くときはこのレベルの服装で通しています。ファッションよりも、旅先での楽しみ重視ですね。

もう少しお話したいと思いましたが、長くなりそうなので今日はこの辺で。
また、次回、この続きをお話したいと思います。

クロスドレッサー、自己探求家。 趣味で小説も書いています。 最近は、仏教と現代物理学の関連について研究しています。

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