「私」という「キャラ」がつらくなったあなたへ

先日、マドモアゼル・愛先生の動画を参考に「占星術の月はあなたの苦しみの原因を示している」という趣旨のことをお話ししましたが、今回は、占星術に触れたことがない皆さんにも、もう少し馴染みやすいような言い方をしてみたいと思います。

ここで、星が示している自己というものを「キャラ」と考えてみるとわかりやすいと思います。

月の「キャラ」は、あなたが苦しみながらも演じなければいけない、「私は〇〇な人間だから」という「偽りのキャラ」ということです。

あなたをいつからそのキャラを演じているのか、おそらく、はっきりとは自覚していないかと思います。それは、幼少期から少しずつ形成されてゆき、知らない間に、本当の自分と区別ができないような、自分自身の構成要素となってしまったものと言えるかもしれません。

いわば、三島由紀夫の『仮面の告白』に出てくる自我のようなものです。本当の自己ではないにもかかわらず、本当の自分と不可分なもの。それが、偽りのキャラです。

それは、欠点を補おうとして、涙ぐましい努力の結果得られたものではありますが、残念ながら、本当の意味での力はありません。むしろ、あなたを苦しめるものです。

この偽りのキャラが自分自身の無意識に忍び込んで、耳元で「お前はダメなやつだ」と常に囁き続けているようなものです。しかも、歳をとるに従って、この困った存在はますます強固になり、私たちの心を捉えてしまうといいます。

この偽りのキャラの悪影響から逃れるには、これを意識下に置くしかありません。

具体的には、偽りのキャラが誤った自分像であるという自覚を持つこと。

例えば、私の場合は、月が蟹座で、「家庭的で、人の気持ちがわかり、思いやりがある」、つまり、「良識的な家庭人」のようなイメージが自分の「偽りのキャラ」ということになりますが、本当の意味では家庭的な優しさはわからないということになります。もちろん、幼児のような純粋で素朴な優しさは持ち合わせていますが、大人としての高度な思いやりはわからない、つまり、「空気が読めない」、「人の話の理解力がない」、「鈍い」ということになります。

しかし、それでいいのです。仮に「空気が読めなくても」、「鈍くても」いいのです。それはあなたの責任ではないのです。

そのような自分を認めてあげること。あなたには、他にたくさん優れた点があるはずです。優れた点を生かしてゆけば良いのです。

自分のダメな点を直視するのは、最初は正直つらいかもしれませんが、続けていれば次第に偽りの自分は力を失ってゆきます。楽になってゆきます。

あなたも、真の自分を取り戻す旅を始めてみませんか?

英語翻訳家、哲学・精神文化研究家、四柱推命・西洋占星術研究家、性多様性研究家、クロスドレッサー、元グラフィックデザイナー、自己探求家。 趣味で小説も書いています。 最近は、仏教と現代物理学の関連について研究しています。 それと、猫やコツメカワウソの動画を見て、ホッコリするのが好き。

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