以前にもお話しましたが、
私は、夢破れて着の身着のまま、
都会から故郷に帰ってきました。
30歳になる少し前のことでした。
しばらく、疲れた心身を休めながら、
無職生活を送りました。
当時は、未来への不安を抱えながら、
将来の方向性を模索する時期でもありました。
月に一度、回向に見えられていたことが縁で、
実家の菩提寺の住職によく人生相談をしていました。
また、住職に運命鑑定もよくしてもらっていました。
その鑑定理論は四柱推命でした。
その鑑定結果にはいつも納得できるものがありました。
もともと、私は占いが好きだったのですが、
四柱推命の背景にある哲学性に惹かれて、
いつの間にか、住職から鑑定の初歩を学ぶようになっていました。
そして、自分でも研究するようになっていました。
これが、私と四柱推命との出会いでした。
私は今でも、人生の羅針盤として、
この四柱推命をいつも重用しています。
ちなみに、四柱推命は「占いの王様」と呼ばれており、
他の占いの追随を許さない奥の深さがあります。
あの、有名な六星占術も四柱推命の理論の一部を
アレンジしたものに過ぎません。
しかし、ある程度運命が読めるようになるには、
それなりに試行錯誤が必要でした。
専門書を読めば、なんとなく傾向はつかめるのですが、
いつも、モヤモヤした感じが残りました。
「結局なんだか分らない」とさじを投げそうになったとき、
一冊の専門書の専門書に出会います。
それは、故・武田考玄先生の
『未来予知学としての四柱推命入門』でした。
この本の内容は中上級者向けにはなるのですが、
空亡や吉凶神といったよくわからない要素を一切排除し、
天干・地支のパワーバランスを定量的に表していました。
アプローチが現代的で画期的です。
この一冊により、私の四柱推命研究の
次元が上がったような気がします。
また、本当の四柱推命に
初めて触れたのではないかとも思います。
忙しくなった今でも、暇を見つけて研究を進めていますが、
独自の観点による鑑定理論を学んでいます。
今、私が学んでいるのは、八島高明先生の「琉球四柱推命」です。
この「琉球四柱推命」は、スピリチュアル的な理解による理論としては、
多分、唯一のものになるかと思います。
その性格分析は白眉です。
もしかしたら、医学的な精神鑑定よりも
直観的でわかりやすいかもしれません。
リンクをはっておきますので、
興味のある方はどうぞ。
今日は、四柱推命との出会いの話でした。