九星気学は当てにならない?

今回は九星気学が当てにならない(?)ということについてお話しします。

以前にも書きましたが,私は15年ほど前に九星気学に出会い,その不思議な世界に心惹かれて,いつの間にか熱心に勉強するようになりました。

九星気学は,自己を取り巻く位置関係を中央+8方位の9ブロック(宮)に分けた図(これを「卦」とか「盤」とかいいます)で8方位のそれぞれブロックに移動した場合の吉凶をみるものです。

九星気学には9種類のアライメントがあり(ここから九星という言葉ができています),自分の生まれた日のアライメントと年,月,日,時盤中の各方位のブロックのアライメントの相性で吉凶を見ます。

ところが,実践したことがある人はわかると思いますが,厳密にみてゆくと良い方角というものは本当に少ない。どこまで本気で読むのかにもよりますが,個人的には7割方は凶方位になるのではないかと思います(汗)。

しかも,凶作用は恐ろしいことばかり書いてあります。「年盤の五黄殺を冒せば60年間不幸が続く」とか,「暗剣殺を冒せば,突発的な事故に巻き込まれる」とか,とにかくいろんな脅しが書いてあります。

これって,真面目にすべて真に受けてたらノイローゼになりますよ。

「今日は,東の方角が悪いから,そっちの方へは買い物に行けない」とか「今日は,北東の方角が悪いから,仕事に行きたくない」とか考え出したら,日常生活に支障が出ますよね。こうなったら,もう,やりすぎです。

私の意見ですが,九星気学の悪影響は,遠方への転居や海外渡航を別にすれば,気にする必要はないと思います。

九星気学の「脅し」が本当なら,世の中大変な人だらけですよ。でも現実はそうではない。

むしろ,方位を気にして,運気上の行動のチャンスタイムを逃すほうがもったいない。

実際は空間的な移動よりも時間の流れのほうが人の運命への影響が大きいです。一時的な方位の影響よりも四柱推命での運気の時間的なトレンドの影響のほうが大きいと思います。

というわけで,今では,九星については「話半分」で見るようにしています。(全く無視するわけではないですけど。)

とはいえ,方位的な開運法はそれなりにはあるとも思います。その開運法の一つが「奇門遁甲」による開運法になるのですが,これはまた次の回にお話ししたいと思います。

クロスドレッサー、自己探求家。 趣味で小説も書いています。 最近は、仏教と現代物理学の関連について研究しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です