7.だれかに寄り添いたくて

前置きが長くなってしまいましたが、

この話はここからが本題です。

 

私はいつの間にか最愛のパートナーを求めていました。

前のお付き合いで「自分は結婚する資格がない」と思っていましたが、

かといって、両親の「孫の顔が見てみたい」という思いも

無視することもできませんでした。

 

これまでの異性との経験から大してうまくいかないだろうと

思いながらも、「これでだめなら諦めよう」というつもりで

婚活を始めることにしました。

 

私は時々、心境や考えていたことをノートにメモしていますが、

当時の心境を次のようにメモしています。

 

「心が枯れそうになってしまっていたが、女性への関心を失っていないようだ。

僕の心救ってくれるようなパートナーを探してみてもいいかもしれない。」

 

「パートナーが必要か?理屈で考えれば、断固ノーだ。

でもね、魂の声はノーとは言っていない。

ここは一つ、そいつに従って、バカをやってもいいんじゃないのか?」

 

「婚活で何を求めるのか?

心の深い部分で共感できるパートナーと出会う。

一言で言えば…『心の冒険』かな?…」

 

「独りで生きることは味けない。そんな気がする。

独りだと、どんな素晴らしい風景を見ても、見たことにはならない。

以前読んだ小説にそんなことが書いてあった。」

 

「人生の価値は大切な人との思い出の中にある。そうは考えられないか?」

 

「今、自分は色彩のない世界に住んでいるのかもしれない。

色彩を取り戻すためにはどうしたらいいのか?」

 

「それには、大切な人と出会うしかないのだろう。

しかし、どうやって?今の自分には雲をつかむような話だ。」

 

「でも、こんなことだれに相談したらいいのだろう?自分の能力を超えている。」

 

 

とにもかくにも、私は最後の正直のつもりで婚活を始めるのでした。

その時の私は、39歳の「結婚歴なし」の派遣社員。

人に誇れるものは何一つありませんでした。

婚活サイトに登録しても、まともに相手にされません。

メールで連絡しても、ほとんど返事が返ってくることはありませんでした。

中には、興味をもってくれる方もいて、

何回かメールのやりとりをすることはできましたが、

どなたとも長続きしませんでした。

 

今考えると上手くいかなくて当たり前です。

私の本当の心は、結婚して家庭を持つという、

普通の幸せを求めていなかったのですから。

誰かの幸せを自分に当てはめても、自分が幸せになれるかわかりません。

このことは自分の心と向き合う中で徐々に分ってきたことです。

 

婚活をしようというのは、自分で決めて行動したことではあるのですが、

本気ではなかったのかもしれません。

 

結局、始めて3か月も経たないうちに、

行き詰まり始めるのでした。

 

そんなある日、あることを思いつくのでした。

英語翻訳家、哲学・精神文化研究家、四柱推命・西洋占星術研究家、性多様性研究家、クロスドレッサー、元グラフィックデザイナー、自己探求家。 趣味で小説も書いています。 最近は、仏教と現代物理学の関連について研究しています。 それと、猫やコツメカワウソの動画を見て、ホッコリするのが好き。

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