私と璃子がひとつであることを意識するようになってから、
一つの気持ちが芽生えてきました。
それは、女として輝きたいということ。
これは、私の思いと言うよりは、璃子の思いです。
華麗なワンピースやスーツを着て、
高いヒールのパンプスをはいて街を歩いてみたい。
人々の視線を浴びてみたい。
そして、誰かの大きな愛で包まれること。
もっと簡単に言えば、女として愛してほしいということ。
これは私のとってはタブーであり、
今まで決して認めることができない思いでしたが、
今なら素直に受け入れることができます。
今まで男らしいことは何ひとつできずに、
悩み苦しみつづけてきましたが、
それは当然です。
だって、私の本質は璃子そのものなのだから。
璃子の声に従って愛されることを求めることは
同性との関係を持つことになることを
意味しているのかもしれませんが、
璃子がそれを望むのなら、仕方がないと思っています。
私は彼女の思いを全て受け入れてあげたいと思います。
これからの人生は選手交代。
男としての私は主役の座を璃子に譲り、
一歩退いて彼女を見守ってゆこうと思っています。
それが、本来生きたかった人生を歩むことに繋がると信じています。
禁じる者はだれもいない。
全てを背負う覚悟あれば、どんなことでもやってみればいい。
今はそう思えます。
私は璃子と出会ったおかげで、
本当の人生を取り戻すことができるかもしれないと思っています。
彼女との旅はこれからも続きます。
眼前に広がる自由の海を
彼女と共にどこまでも行きたいと思います。
まるで。お二人の関係は、勾玉を彷彿とさせる関係性だと思いました。
陰陽二つの、勾玉が、
ようやく巡りあって、一つになるような。
精神体の魂が、時空を超えて現れてきてくれたような。。。
愛は、時空を越えるのだなと、思いました。
瑠子さんの存在を受け入れる覚悟を決めた事は、彼女にとっても最大な喜びですよね。
貴方の愛は、とても美しい。
そう、思いました。