これまで,数回にわたり,四柱推命や方位学といった東洋的な鑑定法について書いてきましたが,実は今,西洋占星術に関心があります。
というのは,西洋占星術のほうが,ロジカルに理解しやすそうな気がするからです。
また,自分の持っている星から開運法を導き出したり,さらに個人の見方を超えて,時代の変化を読んだりするのにはこちらのほうが向いているような気がします。
その中で,私が大好きな西洋占星術の大家,マドモアゼル・愛先生の月理論に注目しています。
通常の占星術で月は「自分の本質的なイメージを表すもの」であるようですが(四柱推命の日干に似ているのかな?),先生は独自の理論を展開しており,「月は,能力の欠損,偽りの自己イメージである」と捉えています。
もっと詳しくいえば,生まれてから7歳児までは,月の能力が突出しているのですが,その能力も7歳児の段階で成長が止まり,大人になっても,月の能力は他の惑星の能力に比べ成長が著しく劣っているということのようです。
いわば,月の能力という点では,7歳児と同じというわけです。
にもかかわらず,当の本人は,月の能力については子供の頃のイメージしか持ち合わせておらず,自分はこの能力については他人より優れていると誤解しているということです。
例えば,私はかに座なのですが,通常の占星術では,「優しい,家庭的,共感力がある」という性格が導き出されるのですが,先生の月理論によれば,そのような性格は多分に子供じみたものであり,大人のレベルでは「優しさがわからない,感受性が鈍い」ということになるようです。
(ショック!)
愛先生の月のお話しを聞いた人の多くはショックを受けるかもしれません。中には,「そんなはずはない」と怒りを覚える人もいるかもしれません。
でもそれは,先生の理論が的を得ている証拠です。本質を突いているから心に響くのだと思います。
月は自らの苦しさの原因でもあります。それを知ることは,自らの心の救済の第一歩となるかもしれません。
先生は,「月を知ることが,太陽を取り戻す第一歩」とも説かれています。
本来の自己は太陽にあるのです。にもかかわらず,我々は月に多くのエネルギーを奪われ続けているのです。
太陽を取り戻す第一歩は,月に囚われた自己を意識下におくことです。そうすれば,月は無力化するのです。
実は,私は先生の月理論に出会う前から,偶然にもこのことに気づいていました。
「太陽になりたい」それがここ数年の私の一番の願いでした。
先生の理論は,まさに私の気づきを裏付けてくれるものでした。
月は偽りの自己イメージにしか過ぎません,
みなさんも太陽に立ち返りましょう!