こんにちは、Ricoです。
今日はワンポイントメイク術をお伝えしようと思います。
今日お伝えする方法は結構有名な裏技だと思うのですが、意外と知らない人もいるかもしれませんので、このブログでもお伝えしようと思います。それは、「ヒゲの処理」です。
実は、女装では、顔回りで「これをやったら致命傷」というものがあります。
それは、鼻毛の処理と口回りのヒゲの処理です。
鼻毛は女装していない場合でも、出ていればみっともないし、青々としたヒゲ剃り後が残っていれば、どんなにメイクを頑張っても女性らしくなりませんね。
鼻毛の方は出ていてもそんなに大した毛量ではないので、鼻毛抜きでパパっと抜いてしまえばいいのですが、問題はヒゲの方です(永久脱毛していれば話は別ですが)。
もちろん、気合で一本一本抜くこともできますが、それは大変です。
今日お伝えするのはもっと楽な方法です。
ところで、どうしてヒゲ剃り後の口回りの肌は暗い色になるのでしょうか?それは、ヒゲの毛根が黒いからです。微細な毛穴の毛根が見えてしまっているため、暗い色に見えてしまうのです。実はこの暗い色がなかなかしぶとくて、口の周りにコンシーラーを厚塗りしても、なかなか明るく透明感のある感じになってくれません。
ここで発想の転換が必要になります。色を隠すというマイナスの発想ではなく、むしろ明るい色をプラスするという発想です。具体的にいうと、コンシーラーを塗った後に、ピンクやオレンジといった血色のよい感じの色のチークを上塗りするとよいのです。絵にすると下のような感じです(下手くそな絵ですみません)。
その後、パウダータイプなどのファンデーションをさらに上塗りします。
こうすると、毛根の色の黒さがうまくカバーされて、ヒゲ剃り後がほとんど気にならなくなります。
ヒゲが濃い人はチークの代わりにルージュを塗りこんでも良いでしょう。
しっかりとカバーしてくれますよ。
実はこの方法、何年か前に現役のニューハーフさんに教えてあげたところ、「えっ、スゴイ」と驚かれました。その道のプロにも意外と知られていないようでした。
女装メイクの仕上がりは、6~7割はベースメイクで決まると思っています。
とくにこの方法を使えば、ベースメイクのクオリティーがとても上がりますので、是非お試しを。
それでは、また。