「僕、可愛くなりたい」(1)

こんにちは、Ricoです。
今日は、女装を始めた動機みたいなことについて、とりとめのない話をしてみたいと思います。

私が本格的に女装を始めたのは、7年くらい前からですが、女装願望は、それこそ小学1年生くらいの頃からありました。

その頃(’83~4年頃)に影響を受けたアニメ作品は、「パタリロ!」と「ストップ!ひばりくん」でしたね。今にして思うと、画期的な時代でした。
観てはいけないけど、なぜか心惹かれてしまうという思いがありました。

とくに、登場キャラの元祖、”男の娘”、マライヒが有名な「パタリロ!」の方が引力が大きかったように思います。
「パタリロ!」はコミックスの方も読んでいましたが、今でも覚えているのが、第5巻の90ページぐらいにある、本編とは関係のない挿絵です。
(画像は法に触れるので掲載できませんが、気になる方はマンガ喫茶で見てみてください。多分、普通に置いてあります。)

その絵では、女児のような可愛らしい二人の男児が、裸でうっとりとした表情で横たわっているものでした。

7歳の私にとっては、ある意味、ショッキングな絵でした。三島由紀夫の”聖セバスチャン体験”のようなものです。なんだか胸がぞわぞわする感じがしましたが、今考えると、子供の”性欲にならない性欲”のようなものでしょうね。リビドーというか。

そういう記憶が心の奥底に潜んでいて、日々育っていったように思います。

強烈に女装してみたいと思ったのは、中学生の頃でしょうか。
男性が好きというわけではなかったのですが(むしろ、男社会が嫌で女装を始めた方なので)、女装になった自分をイメージして興奮するという、典型的なオートガイネフィリアですね。その当時はそんな言葉があるのも知りませんでしたけど。

この時は、体毛が濃くなり、声も変わり、体つきもたくましくなる時期ではあるのですが、子供の可愛らしさからかけ離れていく一抹の悲しさもあったかもしれません。

それでも、願望を抱えていただけで、あえて母親の服を着てみるというようなこともありませんでした。

晴れて、女装デビュー(?)できたのは、20歳の時でした。

もしかしたら、女装界隈の定番コースなのかもしれませんが、きっかけは、大学サークルイベントでの余興でした。

この時を目指して、1年くらいかけて地毛を伸ばしたのを覚えています。当日は、サークルの女子に外巻きカールにセットしてもらいましたね。風船を膨らませて、”豊胸”したりもしていました。写真が残っていないのが残念ですが、結構、女らしくなっていたかもしれません。脱毛はしていませんでしたが…。今となっては、懐かしい思い出です。

少し長くなりそうなので、続きはまた次の投稿にいたします。それでは、また。

クロスドレッサー、自己探求家。 趣味で小説も書いています。 最近は、仏教と現代物理学の関連について研究しています。

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