四柱推命との出会い

以前にもお話しましたが、 私は、夢破れて着の身着のまま、 都会から故郷に帰ってきました。 30歳になる少し前のことでした。   しばらく、疲れた心身を休めながら、 無職生活を送りました。   当時は、…

21.新たな旅立ち

私と璃子がひとつであることを意識するようになってから、 一つの気持ちが芽生えてきました。   それは、女として輝きたいということ。 これは、私の思いと言うよりは、璃子の思いです。   華麗なワンピース…

20.二人だけの場所

小説を書き上げて数か月後、 私たちは新たな生活の場に移ることにしました。   なぜかというと、今までのようにこっそり璃子と密会するのは、 彼女に対して申し訳ないような気がしたからです。   彼女は私に…

19.一つの挑戦

私は男としての生きることに限界を感じていました。 弱いところは見せられない、変な恰好をつけなければならない。 そんな生き方はもう嫌でした。   今は、そんな人生からは「いちぬけた」といって、 早く足を洗うべきだ…

18.気付き

その後、私は璃子と出会った意味を考えました。 自己の心と向き合う内観の日々が続きました。 そしてある考えに至ります。   実は、彼女は私を救うために現れたのではないか、と。 救いの女神ではないか、と。 彼女を救…

17.諦め

この頃を境に、結婚願望が無くなってしまいました。   もともと、家庭を持って、いろんなものに がんじがらめになる意味がよくわからないと思っていましたが、 それでも、世間並の平凡な暮らしをしてみたいという気持ちが…